経口避妊薬の種類とトリキュラーの特徴

経口避妊薬には、2種類の女性ホルモン、卵胞ホルモンと黄体ホルモンが含まれており、黄体ホルモンの種類によって、第一世代ピル、第二世代ピル、第三世代ピルに分類されます。
排卵後や妊娠中、女性の体内では黄体ホルモンの分泌量が増加します。黄体ホルモンを内服すると、体内の黄体ホルモン濃度が上昇するため、脳は妊娠していると認識して排卵が抑制されます。経口避妊薬は、この仕組みを利用したものです。卵胞ホルモンは、黄体ホルモンの作用を強くする働きがあるため配合されていますが、経口避妊薬の副作用の多くが卵胞ホルモンによるものなので、卵胞ホルモンの量を抑えたピルが開発されました。
最初に普及したピルは、卵胞ホルモンの量を50㎍に抑えた中用量ピルです。次に、卵胞ホルモンの量が20~40㎍程度の低用量ピルが開発され普及しました。卵胞ホルモンが少なくなったので副作用も少なくなりましたが、黄体ホルモンの作用が弱まるため量を増加させました。これが、第一世代ピルです。次に、少量でも効果のある黄体ホルモン剤が開発され、これを使ったのが第二世代ピルです。
第二世代ピルで使われている黄体ホルモン剤には、にきびや多毛症などのアンドロゲン作用が見られたため、ホルモン量を2段階や3段階に変化させて対応しています。
第三世代ピルでは、アンドロゲン作用を抑えた黄体ホルモン剤を使用しています。
ピルは、黄体ホルモンの量の変化によっても分類でき、成分が全て同じなら1相性、2段階に変化しているなら2相性、3段階なら3相性です。
トリキュラーは、第二世代の3相性ピルで、自然のホルモンサイクルに近く、不正出血が少ないのが特徴です。1シート21錠タイプのトリキュラー21と、28錠タイプのトリキュラー28の2種類あります。トリキュラー28は、最後の7錠がプラセボで成分は入っていません。

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